民有林もナラ枯は昨年より酷い
          
            公開日:2021年07月25日 最終更新日:2022年07月14日
            
            
          
  
  
  
  
  
  
    
    
    
      
    
  
    
    
    
      
    
  
    
    
    
      
    
  
    
    
    
      
    
  
  
    
    
    
      
          
    
  
    
    
    
  
    
    
    
  
    
    
    
      
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                   心配していたことが起こった 
 
 ここの民有林保有者が分からず、保有者は3月に実施したナラ枯れ対策講習会にはだれも参加していません。 
 
 恐らく、浅い知識しかなく、枯れても基本的なな対策をして頂けないのではと思う。 
  
  
 1本のなら枯を放置すれば、2年目は約10本のナラ枯れが発生すると言います。 
 このまま放置したらカシナガの数が爆発的に増え、来年以降更に拡大すると想像する。 
 
 これを防ぐには、民有林保有者と座間市との連携対策が重要となる。 
 
 写真は 
 神奈川県座間市入谷東4丁目9 付近  | 
              
          
        
          
          
          
          
          
          
          
              
                  民家の脇迄ナラ枯発生  | 
              
          
        
          
          
          
          
          
          
          
              
                  相当な本数が被害を受けている。 
 
 1本枯れ未対策なら、来年は10本に増加するという。  | 
              
          
        
          
          
          
          
          
          
          
              
                 人々の生活が壊した森のサイクル 
 
 昭和30年以前の人々の生活は森と大きく関わり、森の恩恵で生活できた。 
 
 その当時、食べて行く為の燃料はナラの木を利用し、火力の大きい「薪」や「炭」「練炭」だった。 
 
 人々は燃料にするため樹齢の高い・太い「ナラの木」のを伐採しそれを薪にして販売し、又は自分の家の燃料や暖房に用いていた。 
 
 人々は採算が良い大きな太い木を選び、森は若木が増えることで、良い環境サイクルを作っていた。 
 ところが、昭和30年以降になると、プロパンや都市ガスと人々の生活環境が大きく変わと森に関心がなくなり「ナラ樹」の利用のサイクルが停止。伐採されずに残り、60 ~70 年生といった大径木がたくさん増え、カシナガの餌食となった。ナラ枯れは、山と人の暮らしが切り離されたことを象徴する現象とも言える。 
 
 昭和後半は外材に押され、それに伴い国内産は衰退してきたが、シックハウス症候群の問題で最近ではカシの木を用いたっフローリング等が見直され、需要が高まっている。 
 
 今後、カシの木の価格が上がり採算がとれるようになれば森のサイクルが改善されナラ枯病が無くなることを期待したい。 
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