音波で幹内部の腐食状態を確認出来る手法考案
公開日:2021年04月08日 最終更新日:2022年07月14日
タイトル |
音波で幹内部の腐食状態を確認出来る手法考案
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詳細
音波で幹内部の腐食が確認できました
グラフの左側が木の根元を木ハンマーでたたいた時のお音波信号。
右側がGL+1mを叩いた時の音波信号で左側のGL部の幹内部が大きく腐食していることを表します。
データーを音波で残せることは大事なことだと思う。
音波測定方法
1.該当樹木の根際から木ハンマーで上方
向へ均等に打撃する。
2 打撃音を録音する(私はIpatoで録音し
た)
3 パソコンに取り入れる
4 音声編集ソフトで解析する
5 解析した波長や音を保存する。
本樹木の調査結果
該当樹木場所
入谷西一丁目12付近
調査日 2021年4月5日
樹外周寸法 1400mm
丸カン挿入量 450mm(貫通)
丸カン挿入高さ 130mm
腐朽単純計算
幹直径 1400÷3.14=446mm
丸カン下向き約20度挿入660mm(空洞大)
以上により音波と樹木測定結果と一致した。
本樹木は倒木の恐れが高い為、神奈川県厚木土木東部センター道路維持課に緊急伐採のお願いを4月7日に文章で依頼致しました。
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幹内部の腐食が外部から音波を利用して確認できる。 |
こんな青々した木の内部が腐朽しているのだ。
原因はやはりベッコウタケだった。 |
地際部に金属棒を差し込み腐食状態を確認した結果、音波通りの腐食が確認できた。
本件は県土木事務所の報告し、伐採して頂く.] |
ベッコウタケを見かけたらご連絡ください。 |