天台第2公園桜腐朽調査とベッコウタケ感染防止対策
公開日:2021年01月13日 最終更新日:2022年07月14日
タイトル |
天台第2公園桜南腐朽調査とベッコウタケ感染防止対策
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詳細
公園南桜幹内部腐朽状況確認
公園南側桜危険度計算
調査日:令和2年7月12日
ベッコウタケ 4個確認
測定部 GL+250mm
X =(2430÷3.14)-620=154
154÷2=77×0.5=38.5
幹内部の腐朽状態から、今後も経過観察が必要がある。
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写真・公園南側桜:幹内部から腐朽粉が大量に出てきた。 |
ベッコウタケの感染ルート
ベッコウタケの感染ルートは根系からの感染、胞子が樹木の傷口から侵入等があるが、本樹木は近くに汚染された土壌、樹木がないことから胞子による感染とみられる。
幹腐朽状態計算
620÷(2430÷3.14)×100=
80%
※根部空洞は認められないものの太根の腐朽も進行していることから、経過観察が必要と考えられる。
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ベッコウタケ駆除
胞子飛散防止対策としてベッコウタケが生えた内部にモルタルを注入し、モルタルの壁を造ってみた。 |
.ベッコウタケ・コフキタケ感染防止工事
ベッコウタケは①根株の心材腐朽を起こし、②に根株の腐朽が進むと徐々に幹にも移行し、幹内腐朽は地上2m程度迄に達することもある。以上により、根株部の腐朽、空洞の有無を確認することが重要である。
感染可能な胞子の拡散は少なくとも300m以内の樹木傷口とされ、感染源となる胞子を生産する前に子実体を除去することが望ましい。(著書:東京大学大学院新領域創成科学研究科 自然環境学専攻 福田 健二)
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ベッコウタケ駆除
ベッコウタケを取り除いたが、取り除いただけだと同じ個所から又出てくる。
そこで、該当箇所数か所に孔を明けて、その穴から試験的にモルタルを圧力注入してみたが、やはり内部が見えないだけに、不完全だったので、該当箇所に番線を数本組み込み、その上にモルタルを塗ってみた。これで、同ヶ所からベッコウタケが再度出ることは無いと思われる。 |
何故ベッコウタケを駆除し、二度と同一個所から生えないような対策をするのか。
① 子実体から胞子を飛散させないこと。
↓
近くに天台第一公園があり、そこには多数の桜の木が植栽されており、これへの感染を防ぐ。
②公園に遊びにくる子供が不気味と拒否反応を示す。
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写真は県道51号線ケヤキ樹内部腐朽参考写真です。
ベッコウタケを駆除したとしても、幹内部の腐朽は止まらず、腐朽進行は場合によっては加速することがあるおで要注意である。 |
ベッコウタケ駆除にご協力を
ベッコウタケ駆除により、健全な樹木に感染することを防止できます。
桜を好きな方は関心をもってください。 |