写真のキノコ、コフキタケは、昔から「癌」に効く漢方薬として利用されています。一方、樹木の中心(心材)を腐らせ、青々とした一見健康そうな木をいきなり倒してしまうのもキノコです。
しかし、キノコは地球環境や人間の生活に無くてはならない存在でもあります。
このように、人々の生活や地球環境改善の為にもキノコを良く知ってつきあうことが大切です。
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生命の循環を行うキノコ
きのこは分解者(還元者)として、地球上の生態系における物質循環のシステムを維持するのに大きく貢献しています。
植物などの有機物をきのこが分解して無機物へ還元し、最終的に土へ戻す働きをしているのです。
このキノコの働きにより、栄養豊富な綺麗な清流が生まれるのです(写真は奥入瀬渓谷)。
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木は風などで倒れただけでは腐りません。
キノコ等の菌類の働きによって分解され、土に戻ります。
林野庁資料では、日本で約5000種のキノコが存在すると言うが正確な数は分かっていません。このうち食用とされているきのこは約百種類、毒きのこは約四十種類が知られています。
尚、富士山周辺の「野生キノコ」放射性物質検査で、今年も基準超える数値が出ています。野生キノコ狩りは自粛した方が良いと思います(セシウムが食品衛生法の基準値(100Bq/kg以下)の約3倍(ハナイグチ)のキノコもあります)。
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ここに示されている全てのキノコも木を腐れせる腐朽菌です。
そこでクイズです。
キノコの中毒症状で、お酒と一緒に食べると悪酔いするキノコを下の写真から選んでください。
問題の答
正解は「ホテイシメジ」、 お酒と一緒に食べると中毒を起こす。アルコールを分解する酵素の作用を阻害します。(ヒトヨタケも同様)
オオワライ タケは意識障害や幻覚などを引き起こします。
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スーパー販売キノコも木を腐らせるキノコですが、人間には体脂肪率低下、肝臓病、骨粗鬆症、がんや風邪予防等の多くの効能があります。
体調に合わせて積極的に食べてください。。
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カワラタケは副作用の少ない乳がん、肺がん、食堂ガンの治療薬として医療機関で長年用いられています。
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菌類の利用
しいたけ、きくらげ、ブナシメジ等のきのこは、腸内の善 玉菌のエサになる食物繊維が豊富で、お通じや肌荒れの改善予防になります。
その他、ここに書いてある菌類は様々な健康効果があります。
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キノコがどうやってヒトの体に入り込むのか?
キノコは小さな胞子をつくって花粉と同様空気中に飛ばします。 これを吸い込んでキノコの胞子が体に入り込みます。 ふつうの無害なキノコは人間の抵抗力(免疫)に勝てないので、 吸い込まれてもやがて死滅してしまいますが、スエヒロタケなどは、人間の免疫に耐える力が強いので、 生き残ってしまうことがあるのです。結核や慢性気管支炎などで、肺の免疫が弱い人はとくに注意が必要です。
キノコの感染を予防するよ方法は?
予防方法をかかりつけの医者に聞いたところ「イソジン」はあらゆる病原菌に対応でき、うがいが非常に有効で、しつこいセキやタン等の風邪症状の時にはかならず病院を受診してください。と言っておられました。
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木の強度は心材が支えている・・心材腐朽キノコ:ベッコウうタケ、ナラタケ等々
心材は辺材よりも耐久性があり、腐りにくいので建築では柱や土台、水回りに使われている重要な個所です。
辺材は土から水分、栄養素を吸い上げる通り道・・辺材腐朽キノコ;ハリタケ、エノキタケ
木は生きるために根から水分を吸い上げますが、この水分の通り道があるのが辺材です。
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樹木に何らかの大きな傷が生じた場合、腐朽させないよう人間が手助けしていくことが最も重要です。
人間が怪我をした時の治療と同じです。
しかし、この治療を実行している作業は皆無と言えます。
その為、倒木問題が無くならず、地球環境にも悪影響を及ぼす事となるのです。
少なくとも、小枝の段階で、この枝が伸びたらどの様な障害が発生するか、管理し、小枝の段階で剪定を行うことが大事で、太枝なってしまった場合、切断したままでは必ずそこから腐朽菌が侵入し心材を腐朽させ倒木に至ります。
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チャアナタケは千葉県で杉を大量に倒木させた腐朽菌です。
キノコが確認できたときは既に治療不可能で、幹の内部は腐朽菌で満杯の状態になっているのでキノコを取り除いても、内部の腐り(腐朽)の進行を防止できません。
キノコが出ていない場合でも、幹の内部は空洞化している場合があります。
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この写真は座間警察前の県道ケヤキの街路樹です。外観は健全な木に見えますが、幹内部はカメラで撮影できる程の空洞が有り、内部はボロボロに腐っている。
この為木は傾き、今にも倒れそう。この木は県土木事務所に連絡、11月8日伐採する旨説明があった。
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腐朽菌が定着して、腐食を始めるには一定条件が必要になります。 水分、温度、木材含水率が揃わないと腐朽菌の活動は発生しません。 ① 木材含水率が20%以上。 ② 温度が20度~30度。
湿度の高い6~10月、腐朽菌が活発になります。
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腐朽菌の胞子はごく普通に、空中を漂っています。 人も、普段普通に呼吸することで、胞子のを吸い込んでいるのです。 実はそのくらい、一般的に空間に漂っている菌です。 それは空気が存在する場所なら、どこへでも胞子が飛んでいくことに他なりません。 気密性の高い建物は腐朽菌対策として考えても長所を持っているといえます。
建物の点検は○印を点検して下さい。
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風による散布
バライロ・サルノコシカケの場合 胞子は約 5 km 以内では 4700 個/ m2 以内飛散すると言われています。
昆虫による散布
キノコを食べる「ショウジョウバエ」で、数 km 程度の範囲内においては定着に十分な量の胞子 (数 1000 個/ m2 程度))を散布します。
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腐朽菌に強い建物は
1 べた基礎にする
2 土台等に木材保存剤を「加圧式 」保存処理する
※ 特に座間入谷地区は重要です
3 腐朽菌対策
雨にぬれる個所は磁器瓦,繊維軽量瓦が適しています。
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家の周辺に林や木があると、雨どいに葉や枝が堆積し、雨水の流れがせき止められ、雨どいから外部に雨水が流れ出て破風板が腐朽します。
板が腐朽すると天井や壁の中にに雨水が侵入し、家が傷んできます。
雨どいの管理は重要です。
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心材はコンクリートの「鉄筋」で、動物で言えば「骨や筋肉」の役割をしています。これが無くなれば倒れるのは当然です。
辺材は樹木に必要な養分を辺材を通って各枝に供給される。
この為に、心材が腐朽して機能を果たさなくとも木の成長に影響を及ぼさない。
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この杉は近いうちに倒木する危険がある。
※ 木も人間もいじめると障害が起きてしまう。
いじめは絶対いけない。
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特に、日本の街路樹は「木のいじめ」「環境の厳しさ」により、腐朽菌に侵されている樹木が多く危険な状態にあります。キノコが生えていないか注意観察し、多くの市民が安心してくらせるる町にしたいものです。
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倒木・幹を腐らせるキノコの話でした。
次は、倒木事故を防止して安心し生活できる座間を
をテーマに発表致します。
よろしくお願い致します。 |