座間市民活動サポートセンター ざまっと座間安全・安心推進会活動報告防犯・防災大山の熊出没原因は

大山の熊出没原因は

公開日:2023年11月22日 最終更新日:2023年11月24日

 座間安全・安心推進会による調査結果、座間市内の公園や林で、ドングリが例年同様沢山生っている木は10本中1本だけだった。

 原因は、健全そうに見える多くのブナ系の木々が、ナラ枯れが起因するカシナガの被害を受けている「穿入生存木」が影響していた。

 大山はどうか気になり調査すると登山コースを6時間歩いても、殆どドングリは見当たらない。

 大山もドングリが大凶作で、熊やイノシシ等の食べ物が激減した為に食べ物を求めて人里に出没しているものと思われる。

 沢山実っていたのは大山寺から約200m上のシラカシ一本のみだった(下記写真)。

 この木は、ナラ菌に感染していない健全木の為に、ドングリを実らせることが出来たものと見られる。

ドングリを大量に実らせているのはこのシラカシ1本だけだった(下記写真)。

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沢山のドングリが実ったシラカシ、貴重な木であり、これからもナラ菌に感染しないよう守って行かなければならない(下記写真)。

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他の場所では多くても数えられる程度のドングリしか確認できない(下記写真)

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 過去2年、大山でのナラ枯れが酷く、殆どがフラスを確認できる穿入生存木だった。これらが今年のドングリ大凶作となった原因と思われる。

 大山での熊出没もこのドングリの大凶作が原因となっていると思われる。

 又、ナラ枯れによる登山道への倒木が2本も確認され、登山の際は細心の注意が必要です(下記写真・・コナラと思われる)。

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2本目のナラ枯れ倒木、全体がズレ落ちそうで危険(下記写真)。

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根は完全に腐って倒木に至った、フェンスも倒木で破壊されている(下記写真)。

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先端の枝が更に腐ると幹全体が一気に登山道に落下すると思われ、緊急撤去が必要である。

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 以上、大山も多くの木が穿入生存木(ナラ菌に侵された病気の木)であり、今後ドングリ等実らせる力は殆どない為、熊、イノシシ、猿、鹿等の被害は数年以上続く(個体数が減る迄)と思われる。

※ 穿入生存木であってもカシナガが媒介するナラ菌に辺材通水管が破壊され、枯れないまでも枝葉への通水機能が減少、栄養不足でドングリを実らせることが出来なくなると思われ、このままでは森のライフサイクルが失われるのではと危惧する。

 尚、未だ感染していない貴重な健全木はペットボトルトラップ(カシナガトラップ)を用いて、予防対策を実施する必要がある(下記写真は座間芹沢公園におけるトラップ設置状況)。

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 座間安全・安心推進会で考案した抱き抱え式ペットボトルトラップ(カシナガトラップ)はフリーメンテで薬剤等は用いていない為、深い森でも大きな効果が期待できると同時に、設置した木々はカシナガから100%守れることが立証されている。

 尚、本トラップは廃ペットボトルトラップを用いて製作出来る為、長さ、形状等幹に合わせて製作設置できるのでカシナガ捕獲効率が非常に高い。

 問い合わせは座間安全・安心推進会に連絡願います。

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以上

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