クリヤ―ファイルトラップではナラ枯を防げない
公開日:2023年05月12日 最終更新日:2023年05月12日
クリヤ―ファイルトラップはナラ枯を助長してしまうことが分かった
樹内に 穿孔 しようと幹回りを飛翔していたカシノナガキクイムシ(以下カシナガと言う)は、クリヤ―ファイルトラップ側面に衝突して落下してしまう(赤矢印)。
この為に、樹の根本付近に落下したカシナガの飛翔数が増えることで、木の根元穿入数が増し、かえってナラ枯を助長してしまう。
クリヤ―ファイルトラップは逆円錐形の為にゴミが入りやすい
トラップをのぞいて見てもカシナガは殆どいない。 ゴミの山である。
ゴミの上に落下したカシナガは、ゴミを踏み台に飛び出して逃げてしまうことが確認できた。
結局枯れてしまった
ペットボトルを利用したカシナガトラップの長所
ペットボトルトラップはカシナガがどこに衝突してもボトル内部に捕獲されてしまうので非常に効率が良いことが分かった。
又、幹の高さ方向に制限がないことも捕獲率が高くなる長所と言える。
ペットボトルトラップは樹の形状に対応出来るので捕獲率が高い
以上