ひまわりフォト 2025年10月26日例会報告
公開日:2025年10月28日 最終更新日:2025年10月29日
例会で発表する会員の写真は、まだまだ作品として
成り立つものが少ないようで、講師から本日は、
作品に仕上げる三要素についての話がありました。
三要素とは何か、改めてここでも解説していただきます。
感動・観察・創造 ―写真を創る3つの要素―
写真を撮影するとき、シャッターを押す原動力は『感動』です。出会ったモチーフ
に感動すること、あるいは求めていたモチーフを探しあてた感動もあるでしょう。いず
れにしても心を揺さぶられることがスタートとなります。
次はモチーフをつぶさに『観察』することとなります。風景や生物または催事など、
対象は様々ですが、感動のインパクトを高める要素を見いだすよう正確に把握することが
必要となります。ジャンルによっては瞬時の撮影が求められ、十分な観察が難しい場合も
ありますが、事前にロケーションハンティングやカメラリハーサルをすること、あるいは
これまでの経験をもとに対応していきましょう。
最後に『創造』の段階に入ります。撮影者が最初にモチーフと出会ったときの感動は、
出来上がった作品を通して相手に伝えていくのだと言うことをここで再確認しましょう。
頭の中に完成予想作品を浮かべ、次にカメラを操作して色調・遠近感・フレーミング・
被写界深度・合焦点などを意識してセットしましょう。前述の完成予想作品とカメラセット
したイメージが一致したらシャッターを押すこととなります。しかしながら季節、天候、
陽の回りなど、その時点では十分納得できない場合も多々あります。条件の整う時に再度
出直すくらいの気力が必要な時もありますね。
以上写真を創る3つの要素について説明しました。感動、観察、創造を念頭にメッセージ性
のある作品を制作できるよう、楽しみながら写真活動を続けてくださることを願っています。
ひまわりフォト講師 髙橋ぎいち
私のイチオシ写真(本日の例会作品から)
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