座間市との「防犯に関する協定」締結に際する代表理事談話
公開日:2026年05月31日 最終更新日:2026年05月31日
(末尾に画像あり)
お忙しい中、一般社団法人ざまパトと座間市との「防犯に関する協定」締結式にご臨席いただいた皆様、誠にありがとうございました。市長、生活安全課をはじめとする職員の皆様、メディアの皆様、そしてこの場を借りて、日頃よりご指導をいただいている座間警察署の皆様に、心より厚く御礼申し上げます。
◼︎協定について
本協定において、エリアストレスが高まり、悪意も入り込みやすい「災害下」における防犯活動が明記されたことは、地域の危機管理における重要なブレークスルーになると考えております。AEDやウインチを搭載した災害対応 防犯・防災車は、「活動できない場所を作らない、誰も取り残さない」姿勢
の象徴です。ただ、象徴があろうと、実地を伴わない災害対応を我々は軽々しく標榜すべきではない。だからこそ、この締結式を迎える今週も、相模川の不整地で泥を被り、実戦的な運行訓練を実施してまいりました。こうした地道な技術の積み重ねがあって初めて、真の連携が果たせるものと、身の引き締まる思いでおります。
◼︎ざまパトの特色
警察権や実力行使は公安組織の専権事項であり、我々の領域とは明確に一線を画しています。当法人は、リーガル・コンプライアンスを担保するため監事を設置し、50ページに及ぶ「ざまパトブック」による行動規範と、公助をリスペクトするガバナンス体制を構築しています。
本組織は「学術」と「公益実利」の新しい形を目指した、2つの軸から成立しています。
【1. 学術的アプローチ】
座間市をリビングラボ(実証実験の場)とし、老若男女を問わない地域コミュニティ発揚のため、社会学におけるソーシャル・キャピタル(社会関係資本)などの知見を社会実装しています。本取り組みは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「SPRINGプログラム」に採択され、文部科学省等での発表や、大学院での継続的な学術的検証を通じて、常にアップデートする姿勢を貫いています。
【2. 公益実利の展開】
「安全」をあらゆるジャンルに通底するものと捉え、防犯・防災・救急・特殊車両の観光資源化・地域協働を包括した「統合型互助支援」という新たな形で、地域レジリエンスの底上げに挑戦中です。
初年度において、我々は365日連続で巡回を遂行し、市内のリスクポイントを洗い出しました。このログをベースに、現在は独自の管理システム「Z-PASS(ザパス)」によるログの電子化、AIによる脅威判定支援やそのMAP化など、真のDX化を実務レベルで行っています。実際の火災や事故の現場にあっては、公助が現着するまでの「空白の初動時間」に遊撃型ゆえに先着し、公助の指示を絶対としつつ、外縁の安全確保や二次災害防止の支援等を実施することもあり
ます。
◼︎社会問題と世代を超えて
昨今、我々と同世代の若者が引き起こす痛ましい犯罪や暴走行為などが確認されており、憤りと複雑な思いを禁じ得ません。しかし、我々は社会をただ悲観するのではなく「包摂」に思いを馳せ、これまでの地域を支えてこられた先人の伝統やレガシーに深い敬意を払いながらも、今こそ若者が主体となって立ち上がり、防犯という枠だけに留まらず、地域を盛り上げていかなければならないと思っています。この地から「手の届く範囲における直接的な助け合い」を物理的に構築し、未来へ示すために実働を続けます。
最後にお願いがございます。ざまパトは民間資本によるボランティアです。人口減少社会を踏まえた省人化・高効率な体制を持続させるためには、皆様の応援を「ご寄付」や「活動への参加」といった「形」にしていただけますと幸いです。託された資源は、責任を持って地域社会へ還元することをお約束します。
締結は一つの形に過ぎません。
皆様、共により安全な地域社会を創り上げてまいりましょう。
一般社団法人ざまパト(ZVPD)
代表理事 守屋朋龍
座間市に贈呈した記念品は災害対応 防犯・防災車(JB64ジムニー)。締結式に出席できなかった小澤理事とZAMATACの共同製作品。