ひまわりフォト
                             

ひまわりフォト 2月の例会(ネット例会)


タイトル:春だ〜!
撮影場所:さくら百華の道
撮影データ:ISO 400, F7.1, SS 1/500, 焦点距離 150mm, 露出補正 1
ひと言:暖かい日差しに誘われて桜を見に出た。メジロが忙しく蜜を吸っていました。

講師コメント:タイトルどおりまさしく春の便りです。露光を少しばかり明るめに設定したことも良い結果に結びついています。メジロが蜜を求め花をのぞき込むポーズがリアルであり、また可愛らしく感じます。望遠レンズを使用し、絞り値も適切であり被写界深度が深すぎず、背景の花をアウトフォーカスにしたことで画面に柔らかさが生まれ、春の印象を高める効果がでました。
タイトル:厳寒の滝
撮影場所:長野県佐久町 十石峠 乙女ノ滝
撮影データ:ISO 200, F16, SS 1/125, 焦点距離 60mm, 露出補正 0.5
ひと言:この年の冬は寒い日が10日程続いたので、厳冬の景色を撮影に八千穂高原に向かいました。撮影していたら、地元のカメラマンと仲よくなり、十石峠の滝が全面氷結してるかも、との話になり、現地まで案内してもらいました。ここは、長野県と群馬県を分ける境界で寒い地域との事。地元カメラマンも10年に一度くらいの見事な結氷だそうです。そんな景色に出会えるなんて運がいいですね。

講師コメント:これはまた見事に凍った滝が撮れたものです。60ミリレンズですから距離感の誇張は決して大きくありませんが、これだけ高さを感じるとは、かなり壮大な景観ですね。画面左上に岩や立ち木を写し込んでいることで環境や距離感を知ることができます。信州の八千穂高原から十石峠まで移動されたとか、厳寒の折、どうぞお体にお気遣いなさって撮影してください。
タイトル:枯れ木に咲く
撮影場所:埼玉県滑川町 国営武蔵森林公園
撮影データ:ISO 400, F11, SS 1/80, 焦点距離 21mm, 露出補正 -0.3
ひと言:公園内に咲いている福寿草の群生と木の陰が重なっているのを見て、地面に咲いている福寿草が木に咲いているような感じが面白く写したものです。木の陰と花の位置が合うタイミングを見計らって撮影しました。

講師コメント:撮影者の思いのとおりに出来上がった作品で、目にした瞬間に楽しさと嬉しさが沸き上がってきます。心の中をくすぐられた気分です。
 シャッターチャンスを待ったとは言え、影と福寿草が見事にフィットしたものです。写真愛好家にとって一つの指針となる思考です。撮影技術云々を通り超えて、余裕のある写真設定力に驚かされました。これからこのジャンルの作品が出てくることを楽しみにしています。
タイトル:耐え時!
撮影場所:座間入谷 相模川の堤防
撮影データ:ISO 200, F8, SS 1/1000, 焦点距離 38mm, 露出補正 -0.3
ひと言:「正直うんざり」緊急事態宣言延長で悲痛な声が上がっている。そう今は耐え時です。長く厳しいコロナ禍の環境は冬の寒さ厳しさにじっと春待つ木立に想いを重ねる。芽吹き、若葉が萌える頃には蒼天を突き「breakthrough(ブレイクスルー)」をと乞い願うものです。
 いよいよワクチン接種が開始される。まずは医療体制ひっ迫状況の改善を期待したい。

講師コメント:コロナ渦で相模川の堤防を自転車走行する姿をこの時期のワンショットとして捉えたものと受け止めました。混雑を避け屋外の空気を吸いたいとの思いの行動でしょう。青い空、大きな木の谷間に小さく位置する人物が、今の環境の中で圧力に耐えているようにも見える良い場面が撮れました。直接的ではなく風景と言う間接的な景観を利用して人の心を上手に表現する感覚を大切にして、更に伸ばしてほしいものです。
タイトル:氷は水で出来て水より冷たい
撮影場所:山梨県清里
撮影データ:ISO 100, F16, SS 4秒, 焦点距離 98mm, 露出補正 0.7
ひと言:この写真は去年の12月に撮ったものです。氷の写真を撮るのは初めてでした。さらさらと流れる川の水と、岩の上の透き通った氷に惹かれて、夢中でたくさんの氷と流れる水の写真を撮りました。これはその中の一枚です。
 タイトルの「氷は水で出来て、水より冷たい」は、中国の戦国時代末の思想家・儒学者の荀子(じゅんし)の『荀子』勧学篇の言葉から取ったものです。日本でも有名なことわざ「青は藍より出でて、藍より青し」の後ろに続く句で、どちらも同じ意味を持ちます。氷の写真を見ると、いつもこの諺を思い出します。

講師コメント:確かに冷たさが伝わってきます。背後に太陽光が当たり黄色系の岩色が入り込んでいますが、肝心の部分は陽が差さずシアンが強く出て、水と氷の冷たさや硬さが表現されて、撮影者の思い通りの結果が出ています。この場合氷が主題とのことですので、水の流れはロングシャッターで流し、おとなしく見せたことは正解でしたね。
タイトル:白鳥の旅だち
撮影場所:千葉県 白鳥の郷
撮影データ:ISO 1600, F7.1, SS 1/6400, 焦点距離 220mm, 露出補正 -0.3
ひと言:白鳥は、この1〜2月は北に向かって飛び立つ準備を開始するようです。撮影を計画するに当たり、近場の関東で、しかも鳥との距離が手に取るような近さで撮影が出来ること。検索しましたら「白鳥の郷」を探し出すことができました。ラッキーでした。
 白鳥の「飛び立つ」「着水」「飛ぶ」「水上生活」等の様子を記録してきました。

講師コメント:色々と事前調査をしての撮影ご苦労様でした。リサーチやロケハンなどのプロセスはとても大切なことです。結果高速シャッターで動きを止め、白鳥が飛び立つ瞬間を押さえることができました。どの鳥が飛び立つのかつぶさに観察を続け、即座に対象を定めるには的確な判断力が必要で、長い時間続けると疲労を感じるものです。きっとお疲れになったことでしょう。
タイトル:ロマンスカーの走る街
撮影場所:座間市相武台
撮影データ:ISO 100, F16, SS 1/50, 焦点距離 14mm, 露出補正 0
ひと言:座間を散策していると、小田急電車の走る音と踏切警報器の音を頻繁に耳にします。そのたびに、小田急線をモチーフに座間とはどんな所かを表せないかなあと考えます。この日は、お店、人、乗用車をロマンスカーと組み合わせました。座間の少し活気のある地域の雰囲気が伝わるでしょうか。

講師コメント:主題をブラシして成立させる見本と言っても良いでしょう。まずブレの具合が
適切です。そこに街の要素がいくつか入り込んでいるわけで、これらがうまく配置されながら目はロマンスカーに。座間は小田急電車に愛着を持つ人がたくさんいるのではないでしょうか。このひとコマは電車のみならず小田急線が生活の中に溶け込んだ様子を上手に教えてくれています。ほのぼのとした気分にさせてくれます。
タイトル:参道
撮影場所:市内の諏訪神社
撮影データ:ISO 800, F5.6, SS 1/250, 焦点距離 18mm, 露出補正 -1.7
ひと言:ここは、いつもひっそりとしてあまり人も通らない石段です。この時期は、落ち椿があるので、気になる場所です。最初に露出補正を−1で撮ってみましたが、もう少し石段を暗くした方が良いと思ったので−1.7にして撮ってみましたが、今度はチョット暗いですか? お社にはピントがあまり来ないように絞りは5.6にして撮ってみました。

講師コメント:撮影者のひと言を読み、撮影前にしっかりとシチュエーションが出来ていることに感心しました。特に露出補正を−1で撮り更に−1.7で撮り直したことは、撮影後にモニターを見て補正をよりマイナスにしたほうが良いという判断をしていることが分かります。その結果木漏れ日にある散り椿は露出オーバーになることなく画面全体も引き締まり、この作品の伝えるべき物語をはっきりと感じ取ることができる素晴らしい仕上がりになりました。
タイトル:悩み事
撮影場所:横浜みなとみらい
撮影データ:ISO 400, F5.6, SS 1/400, 焦点距離 120mm, 露出補正 0.3
ひと言:二年前の例会に出した作例のカット違いです。カフェの奥で、女性グループ二組が共に何やら深刻そうなので悩み事かなと思い、その雰囲気を捉えようと撮ったものです。例会には窓越しの景色左方を多めに全体を広角気味に広く写したカットを持参しましたが、人物中心、暗い壁のポスター中心、窓越しの景色中心と三つに分けて撮れる旨ご指導いただきました。人物中心を撮っていたので、二年越しになりますが再提出します。果たして、狙った雰囲気が醸し出されているかどうか?

講師コメント:下記の【注1】に詳述
【注1】講師コメントの詳述
  上段:講師による修正画
  下段:作者の原画
写真の上下を見比べてください

講師コメント:一見して悩みを抱えた女性の顔が・・・と思ったのですが、実は悩んでいるのは背後に写るシルエットの男女とのことです。撮影者はこのカットを撮るまでに背後のカップルを主題にして撮り込んでいたようです。従ってその思いが続いていたのでしょう。しかしながらこの場面を見る限り、主題は前面の女性と言うことになります。フレーミングが、シチュエーションが変わるたびに主題も変わってくることはあるのです。そんなことがあるということも経験として覚えておいてくださると良いでしょう。
 女性を主題と位置づけするため具体的にフレーミングの例を添付しましたので、参考にご覧ください。添付画像が小さいのでわかりづらいと思いますが、女性はあくまでも悩みを抱えて、背後の男性は何やら楽しそうに女性と話しているように見える。そんな人物同士を対峙させることができそうです。
#1:作品「悩み事」が好きです。 先生が指導で行ったトリミングと明暗の微調整後の作品がもっと好きです。感心しました。とても勉強になりました。

#2:to the #1, 『悩み事』の作者です。「作品が好き」と言っていただけて、とても嬉しいです。でもこの次は、先生に手を入れていただくことがなくても「一番好き」と言っていただけるよう、精進いたします!
#3:『悩み事』の作者です。先生には、今回はフレーミングの実例を添付してまでの、解り易いご指導をありがとうございます。ご指摘いただいたとおりで、この十数秒前には窓際右手の女性が確かに悩んでいる風情で、左側の方が励ましているように見えました。しかしこのカットでは、談笑しているように見えます。このカットの主役は、顔が見えており、明らかに悩みを抱えている風の手前の女性ですね。最初に被写体を発見したときの第一印象を引きずり、主役交代の発想がないまま撮ってしまったことは否めません。これは、今後への良い糧です。ありがとうございました。

#4:「枯れ木に咲く」の撮り方が面白く、センスいいなあと思いました。早春はまだ枯れ木が多く、絵になりにくいですが、こんな見せ方をすれば気持ちがパッと明るくなります。

#5:「厳寒の滝」「氷は水で出来て……」の両作品ともに、寒い時期に遠くて寒い所まで行っての撮影で、作者お二人の撮影熱の高さにびっくりします。どちらも単独行とお見受けし、撮影場所は広大な自然なので、感染の心配もありませんね。
#6:昨年4月から始めたネット例会で、今回はじめて講師の修正画像入りコメントがありました。文字による講評だけでなく修正された画像が入ることで、先生のアドバイスがより的確に伝わり、作者でなくても大変勉強になりました。先生にはお手数をおかけすることになるかもしれませんが、今後も可能な範囲で、この方法をぜひ取り入れていただきたいと思いました。
#7:「参道」の作者です。先生のコメント有難うございました。撮った時の気持ちを感じ取ってもらえ、又本人以上に読み取ってもらえました。有難うございました。

#8:タイトル「耐え時!」、この写真は好きな写真です。コロナの収束を待つ気持ちを春を待つ木立と人物で表現していいですね。

#9:タイトル「枯れ木に咲く」は面白い写真で、この発想いいですね。地面に咲き出した福寿草の花を大木の影に咲かせる発想、柔軟な発想が面白いですね。

#10:『枯れ木に咲く』は、稀に見るすばらしい写真だと思いました。この発想のユニークさ、オリジナリティーはもちろんのこと、日頃先生より教わっている「写真の三つの眼」のすべてが備わっていると感じました。地面の福寿草と木立の影という被写体を(1)感動の眼で見つけ、影が廻ってやがて福寿草と重なるという事象を(2)観察の眼で深く理解し、(3)創造の眼で自分のものとして『枯れ木に咲く』という作品に作り上げた。三つの眼のいずれもが満たされた作品であると思いました。
#11:タイトル「悩み事」、2枚の写真を見比べられるのでとてもいい勉強になりました。最初に撮ろうとする被写体を見つけると、ずっとそのことが頭から離れず、主役交代の発想がない・・まさに私もいつもそうでした。今回のこの写真は今後被写体を見つけて撮る時、気をつけようと思いました。
#12:『ロマンスカーの走る街』は、「小田急線をモチーフに座間とはどんな所か」の今の一端を捉えようとしたのだろうと理解しました。私は、その古、歴史に興味があります。小田急線と座間と言ったら、構想に終わった座間遊園、相武台前への駅名変更の契機となった陸軍士官学校の移転、関東大震災復興の資材である川砂利の積み込み駅となった座間駅と積み下ろし駅となった東北沢駅の関係など、古の座間は小田急線によって首都とのつながりが今以上に強かったのではないか? にも関わらず今は「ロマンスカーも急行も停まらない町」になった、を撮れないものかと考えたことがありました。
#13:to the #12, 「ロマンスカーの走る街」の作者です。貴重なコメントをありがとうございました。鉄道のその沿線への関わりは、興味深い歴史や出来事がいろいろあるようですね。それらを切り口に撮っていくのも大変意義深いものがあると思います。#12さんも、ぜひ撮ってみてください。
 じつは私の視点はまだ定まっていないのですが、私にとっての小田急線沿線の魅力発見みたいな方向になるかなと考えています。今後のネット例会では、引き続きこのテーマを追ったものを提出するかもしれませんので、皆さまからのご意見ご感想をお待ちしています。よろしくお願いします。
#14:to the #8, タイトル「耐え時!」にコメント頂きありがとうございます。
 自粛生活の気晴らしで、相模川堤防を散策し河原に降り、堤防を見上げた。コロナ禍のひと時でした。

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