カシナガ穿入生存木防虫剤で対策
詳細
心岩寺シラカシ・カシナガ穿入生存木対策
本年3月24日防虫剤を用いてカシナガ駆除対策作業を実施した。
結果を3月30日確認したところ、早くも4~5齢程度のカシナガ幼虫が確認された。
成虫も少ないが駆除されていることが確認された。
カシナガの成虫は越冬しないと言われているが、新成虫は年間を通して樹内で活動しているようだ。
防虫剤は一年間効果があるので今後楽しみだ。
本対策方法は年間を通して実施でき、対策費も少なくて、だれにでも実施できる。自分の目で毎日の効果が確認できるなど、既存の対策に比べて長所が多数あることが分かる。
枯死木、生存木含めて年間計画で実施することでナラ枯拡大を防止することができる。
カシナガ穿入孔から多数の幼虫(2~3齢期)がアンブロシア菌と思われる液体と一緒に流れ出ている。
幼虫が樹を覆いつくすと数千~数万頭のカシナガを駆除できる事となる。
対策前のシラカシ
幹のGL部は凸凹しているのでビニールシートでガス漏れ防止の養生を行う。
縄を10~15cm間隔で巻き付ける。
この縄と幹との隙間から気化ガスが樹全体に行きわたる。
縄の間に防虫剤を挟み込む
養生スカートを上げて先端をホッチキス等で固定する。
その上からストレッチフィルムを下から上に巻き付ける。
1週間~1か月以上経過で成虫・幼虫が穿入孔から出てくるが、出た後で死滅する。
同じ幹でも幼虫の大きさが大きく異なる事が確認できる。
齢が大きい幼虫が小さい幼虫を育てていると言う。
この情報は、「座間安全・安心推進会」により登録されました。