防虫剤の気化ガスでカシノナガキクイムシを駆除
詳細

衣料防虫駆除剤でカシナガをやっつける
衣料害虫駆除用気化ガスを用いてカシナガを駆除する方法(立木くん蒸)を考案実施してみたところ非常に効果があることが分かった。
衣料害虫ネオパラエースの成分は、パラジクロルベンゼンでいわゆる防虫剤ですが、
ネオパラエースは気化する速度が遅く、持続期間は約1年と長い為に他の薬剤と異なり、冬季に対策したとしても効果が持続する。
カシナガが幹内で越冬しているときに駆除できることで効果的である。
気化ガスはカシナガが住む孔道奥深く侵入するため、苦しくなったカシナガ成虫、幼虫とも樹外部へ出て死滅するので効果の有無が確認できる。
又、ガスの成分は空気より重いので、カシナガの密度が濃い木の根本を集中的に対策できる。

気化ガスはカシナガが住む孔道奥深く迄侵入し、カシナガを孔からいぶり出す。

効果
孔道から樹外部に出てきたカシナガ成虫。

カシナガブロックで対策済みであるが、今回の対策により、樹内には未だ多くのカシナガが存在する事が分かった。

孔道奥深に住むカシナガ成虫及び幼虫が気化ガスにより苦しくなり、樹外部に逃げだし死滅した。

カシナガブロックで対策したが、雨で流れてしまい、効果が減少し、再びカシナガに穿入された。
2021年 7月21日撮影

カシナガブロック対策で失敗し、今回衣料防虫剤の気化ガスを利用し、再対策を実施した。
2022年1月18日
対策内容
稲わら縄巻き付け
縄を巻き付けて気化ガスが幹に均等に行きわたる効果を期待した対策です。

衣料防虫剤をホッチキスで取り付け

対策完了

対策完了
この情報は、「座間安全・安心推進会」により登録されました。