ナラ枯 枯れ立木 樹皮浸透薬剤噴霧だけではカシナガを完全に駆除できない
詳細
ナラ枯により枯死木調査
1.前回くん蒸部を切り取り二つに割り 内部カシナガの生存の有無を調査したところ くん蒸部にはカシナガは全く存在しなかった。
燻蒸ガスにより苦しくなったカシナガは潜入孔より外部に飛びだし死滅した事が確認出来ている。
2.くん蒸しないで薬剤噴霧だけの個所をくり抜き二つに割り、カシナガの存在を確認したところ、生存していたカシナガが穿入孔から頭を出しもがいているものもあった。
やはり、高性能の薬剤を用いた(スミパイン)としても噴霧だけでは樹内のカシナガを駆除できないことが分かった。
3。次の調査は、一番上層部の噴霧もくん蒸も実施していない個所についてカシナガの状況を確認する予定です。
ナラ枯発生
ナラ枯木の下にはフラスが
完全に枯死した
枯死木の幹に樹皮浸透薬剤を噴霧(梯子の上部付近まで)
GLから約80Cmから切断伐倒してその上部樹を約30cm切り開いてカシナガの状況を確認した。
切り開いた個所は樹皮浸透剤噴霧後にくん蒸している個所で、くん蒸効果もあり、カシナガは全く存在せず、完全に駆除されていた。
くん蒸部のカシナガは完全に駆除されていた。
樹皮浸透薬剤を噴霧したとしてもくん蒸作業を行わなかった場合カシナガは完全に駆除できないことが分かった。
薬剤噴霧だけではカシナガは完全に駆除できない。
二つに割り、内部のカシナガの状態を確認した。
多数のカシナガが穿入孔から出てきた。
潜入孔から出て来てまだ生きている幼虫も多数あった。
(残念だがビデオは見られない)
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