生立ち木くん蒸によるナラ枯対策
詳細
ナラ枯対策2本実施
カシナガ穿入生存木を枯らさない為にGLから3m位置迄檜皮浸透力が高い薬剤を噴霧してナラ枯対策を実施した。
対策及び調査順序
1.樹皮浸透薬剤を噴霧
2.噴霧直後台風16号の雨により、
薬剤が流れて効果が減少する事を防止
する為にシート巻き付けを実施した
(燻蒸効果も期待した作業)。
3.台風16号が通過後シートを取り
外し(10月3日)シート内部状況を
確認した。
4.樹皮浸透乳剤を利用したくん蒸効果
散布された薬剤は樹皮などに速やか
に浸透し、散布後の有効成分は降雨に
よる流亡が少なく、安定した防除効果
が期待できることが確認された。
5.噴霧後薬剤が乾く前にシート等を
巻くことにより燻蒸効果も期待できる
ことが分かった。
6.左写真はシートを取り外したあと
に、根元に落下していたカシナガの成
虫と幼虫である。
7.樹皮浸透薬剤によるくん蒸効果が確認できた。
ナラ枯対策樹木
カシナガが穿入し、そのまま放置した場合ナラ枯れが予想される。
手前には市道と住宅があり、枯れによる倒木も心配された。
薬剤噴霧前のシラカシ
特に陰となっている個所への穿入 孔が多い。
高所にもカシナガのフラスが確認される。
幹根元は噴霧の為に枯れ葉を除去したためフラスは確認できない。
GLから約3mに樹皮浸透薬剤を噴霧した。
9月27日(月)噴霧作業
スミパイン噴霧後にシートを巻きつけた。
1.台風16号による噴霧し
た薬剤が流れ、薬剤散布
効果が減少することを防
いだ。
2.燻蒸効果を期待するため。
3.10月3日シートをを取
り外した。
シートを取り外したところ内部の 穿孔 孔周囲には多数のカシナガの成虫と幼虫が死んでいた。
カシナガが孔から首をだした状態で死んでいる。
カシナガ穿入孔出口に幼虫が重なって死んでいる。
カシナガの成虫と幼虫が幹の根元に堆積していた。
樹皮浸透薬剤を用いたくん蒸殺虫効果は大きい
穿孔 孔から多くのカシナガが飛び出し、一緒に押し出したフラスにより山状に堆積されている。
カシナガが折り重なり死んでいる。
穿孔 孔毎にこんな状態
孔の中はどのようになって
いるのか確認して見たい。
幹とシートの間に隙間があったので、孔から出て来たカシナガが団子状に重なって死んでいることが確認できた。
幹皮浸透薬剤
散布された薬剤は樹皮などに速やかに浸透し、散布後の有効成分は降雨による流亡が少なく、安定した防除効果が期待できる。
としている。
殺虫剤
MEP乳剤
農林水産省登録 第 15043 号
https://www.sankei-chem.com/products/ryokuka/products/productfile/s3-4.pdf
この情報は、「座間安全・安心推進会」により登録されました。