道路脇のナラ枯に対する危険除去
詳細
道路脇のナラ枯
ミズナラ、コナラはカシナガが最も好む樹木でナラ枯を起こす確率が最も高い。
特にこのようなコナラ、ミズナラの巨木はカシナガの餌食となりやすい。
何故カシナガはミズナラ、コナラを好むのか??
ミズナラ、コナラは人間もカシナガも好む独特の匂いを発しているからだと思われる。
ミズナラとウイスキー
ミズナラ樽で熟成すると、ミズナラ材そのものの香りや成分がウイスキーを彩ります。
ジャパニーズウイスキーに特徴的な香りの源として、ミズナラ樽は近年、「ジャパニーズオーク」と呼ばれ、世界中のウイスキー愛好家の注目を集めています。
特に北海道のミズナラはウイスキーの本場イギリスでも使われている。
道路脇のミズナラ、コナラは危険
このように、独特の匂いを発するミズナラ、コナラの木が道路脇に生えていると、カシナガのターゲットになり枯れてしまう。
枯れたコナラ
道路脇でナラ枯が発生致し、
このまま放置すると、道路への枯枝落下、道路への倒木、人身事故等に繋がる。
更に、カシノナガキクイムシの繁殖力は強く、対策を講じないと、被害が急速に広がるおそれがある。
( 1穴1夫婦から約10~50頭程度(平均20頭)の子が生まれるため、5年で10,000倍に増加する計算)
このように、ナラ枯れ被害の拡大を防止するためには、被害木内のカシナガの駆除や未被害木の予防が必要です。
対策はコナラの保有者に実施して頂く必要があり、その指導を座間市にお願いした。
カシナガに攻撃されたコナラ
カシナガが 穿孔し押し出したフラス(カシナガの雄が出すフェロモンと木の匂いが混ざる木くず)
この木くずの匂いに引かれてカシナガキクイムシが集まり集中的に穿孔することでミズナラは枯れてしまう。
(森林研究所資料カシナガキクイムシ用集合フェロモン剤とそれを利用した防御法を参考した)
この情報は、「座間安全・安心推進会」により登録されました。