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クビアカツヤカミキリ被害対策「桃・梅・プラム」でも成功

公開日:2026年09月25日 最終更新日:2026年09月25日
登録元:「座間安全・安心推進会」

クビアカの生態を利用した樹内幼虫駆除「桃・梅・プラム」でも成功               

 座間安全・安心推進会では、クビアカツヤカミキリのフラス排出孔(食入孔)内のフラスをプラスドライバーで圧縮し、その後に駆除用エアーゾール剤ノズルをフラス孔に差し込み、圧縮したフラスに噴霧後(クビアカ幹内幼虫駆除用毒饅頭を生成)後にハンマーで竹栓(木栓)をフラス孔に打ち込むことでフラス孔内部を密閉し、樹内に潜むクビアカツヤカミキリの幼虫を駆除する方策を考案し、2026年8月より実施している。

 この実績を生かして、果樹農家の被害拡大を防止出来ないか検討し、調査、対策を実施しています。桃

クビアカツヤカミキリ被害の現状

 群馬県におけるクビアカツヤカミキリによる桃の被害、伐採本数は令和6年度に1万508本で、前年度比1.37倍と急拡大しています。

 又、徳島県板野町では、桃園地を中心に深刻な被害が報告され、和歌山県では、桃や梅の生産量が全国トップクラスであるため、クビアカツヤカミキリの被害が拡大すれば、農業や観光に深刻な影響を及ぼすとして戦々恐々としていますが、クビアカツヤカミキリの被害に対する明確な「これと言った」解決策、つまり、確実に被害を押さえこむ方法がないために、急拡大の一途を辿っている。

 桃の県別生産量ベスト5は、1位 山梨県、2位 福島県、3位 長野県、4位 山形県、5位 和歌山県です。これらの5県で、全国の桃の8割以上を生産していますが、何れも近隣県にクビアカツヤカミキリが迫ってきています。

 このままでは、日本の果樹産地は壊滅状態になることが予想されると同時に、国産果樹が食べられない事態になることが懸念される。

桃・梅の木に潜入したクビアカ幼虫の駆除

 

 樹内に潜むクビアカ幼虫駆除は非常に簡単で、クビアカの生態・行動パターンを利用して駆除する方法で、幼虫が樹内を食害して出るフラス排出孔内のフラスを利用してプラスドライバをフラス孔に圧入し、その後フラス孔にノズルを挿入、指定の薬剤を2~3回断続的に噴霧することで、幼虫駆除用毒饅頭が生成されます。生成後竹栓で密封します。

 幼虫はいつも通りフラスを幹外部に排出する為に、頻繁に排出口に現れますが、排出口が塞がれているのでフラスを排出できません。

 そこで、幼虫は毒饅頭と竹栓を喰いちぎりフラス排出口を元通りに復元しようとしますが、この時に毒饅頭と木栓に浸透した薬剤を噛んで死んでしまいます(座間法)。

 この行動パターンは、ナラ枯れをおこすカシノナガキクイムシも同様で、カシノナガキクイムシの行動パターンをクビアカに当てはめ実験したところ、全く同じ行動パターンを示して駆除された(下記図)。

毒饅頭を使った幹内幼虫駆除クビアカ幼虫が噛んだ竹栓(木栓)    

 

喰いちぎられた木栓                         幼虫に食われた竹栓(木栓)

 

 

                                  

カミキリエアゾール

ロビンフッド エアゾール

                                   

使用可能なエアゾール剤                     

 1.ロビンフッド・・製造住友化学㈱              

注意:「園芸用キンチョールE」カミキリムシ用は梅には使用できません。

    桃はOKです。

 

使用法・使用時期・使用回数

フラス孔注入用エアゾール

桃ノ木被害状況

座間法による作業手順

座間法 作業手順 新

 

使用資材

プラムの被害と対策

プラム 座間法を用いた幹内幼虫の駆除

桃の被害と対策

 

 フラス等から推察すると、幹心材に潜む終齢幼虫のフラスと思われ、被害木は樹勢も衰え始めた深刻な状態である。

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クビアカの幼虫フラス排出孔が多い個所

被害が深刻な個所

ウエスと木栓による対策によりフラス排出が止まった

ウエス木栓対策

クビアカツヤカミキリ被害と感染状況

総点検木数154本・感染木数13本・感染率8.5%

 感染は老木だけでなく、根本幹回り15Cmの比較的若い木も感染していた。桃が狙われ易いのは、幹の肌が荒く凸凹し、皮のめくれが生じている木が多く、クビアカの産卵に適していることも原因の一つと考えられる。

集計結果

桃は幹肌が荒くクビアカの産卵。に適していることで被害を受けやすいと考えられる。

 

 桃は剪定が多く、コフキタケ、ベッコウタケ等の腐朽菌感染を受け易く、心材腐朽によりクビアカ幼虫の子育て環境が整っていることも、クビアカ被害を受けやすいことの原因となっている。

ベッコウタケ

 

梅の被害と対策

梅の被害と対策

この資料の問い合わせ先

座間安全・安心推進会

mail:z7y5sa@bma.biglobe.ne.jp

電話:046-254-2148

以上

 

 

 

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