樹内部カシナガ活動の基本が間違っているのでは
公開日:2023年09月09日 最終更新日:2023年09月11日
登録元:「座間安全・安心推進会」
ナラ枯れをもたらすフラスの多くは幼虫が明けた無数の孔から排出されている
卵から孵った幼虫は新たに分岐孔を掘るとの説があるが、掘り進んだ幼虫はこれらから出たフラスを親の掘った穿入孔から排出するのだろうか。幼虫は数百頭にもなるとの説もあり、親の 掘った穿入孔1本のみでは不可能ではないか。
この疑問を確認する為に、比較的綺麗な樹シラカシの肌に似た色のスプレイ塗料を噴霧し、フラス排出状況を確認したところ、成虫穿入孔約2㎜以外に0.5㎜程度の無数の孔が全体の80%以上確認され、この孔から細かい幼虫フラスがソーメン状に絞り出されていることが分かった。
今迄、フラスは成虫穿入孔から排出されると思われていたが、他にも幼虫坑道から外部に明けたフラス排出孔が多数あるのではないか。
この0.5㎜の孔はフラスを排出する為に樹内部から幼虫が開けた孔と推定できる (下記写真)
約0.5mmのフラスは幼虫がフラスを排出する為に樹内部から開けた坑道から出たフラスと思われる(下記写真)
一般的なカシナガ穿入写真(下記写真)
この写真の中に幼虫によるフラス排出孔が80%以上確認される
ツマヨウジ挿入の80%以上は幼虫が樹内部から開けたフラス排出孔でした
ナラ枯れ論文の見直しが必要ではないか。
以上
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