防虫剤でナラ枯を防ぐ

　　　　　ナラ枯検知シート

　ナラ枯予知シートで捕獲された多量のカシナガ。

　このシートを見たら近いうちにナラ枯する事が予想できます。

　予想通りカシナガ穿入が急激に数が増えて
フラスも層状に積もってきた。

　このまま放置したら枯れることは間違いないと予想できる。

　

　防虫剤によりナラ枯を防ぐ

　防虫剤気化ガスを利用した立木くん蒸を実施した。

　防虫剤を取り付けた後に、ストレッチフィルム（工業用サランラップ）を巻き付けて気化ガスを閉じ込めた。

　閉じ込められた気化ガスはカシナガ穿入孔、約２㎜の奥深く侵入しカシナガを駆除する。

　この木が枯れると向かい側の建物及び道路に被害を与えることが予想されるので、枯らすことはできない。

　この作業は二人で２時間程度で実施できた。

　防虫剤はタンス等に用いるもので１,０００円以下で実施できた。

　縄は気化ガスを樹全体に行き渡る為に用いた。

　カシナガ穿入が更に激しくなり、フラスが多量に積もる状態となった場合は防虫剤と薬剤噴霧（スミパイン）が必要となりますので、フラスが少ない初期段階で対策することが良いでしょう。