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座間市写真連盟『草月流 稲垣琇靖社中展 表敬訪問』報告

公開日:2021年06月07日 最終更新日:2022年07月14日

タイトル 座間市写真連盟『草月流 稲垣琇靖社中展』表敬訪問報告

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 6月4日に『草月流 稲垣琇靖社中展』を表敬訪問して来ました。これは、横浜の県民ホールギャラリーにて開催された『第59回 日本現代工芸美術展』(5日最終日)の併催展として企画された催しで、座間市を拠点に長年草月流華道の活動を続けられている稲垣琇靖先生のお社中展として、大小12点の立体造形が展示されました。

 皆さんご存知のように、草月流華道は花木を活けることのみならず、花木を素材の一つとして立体造形、すなわち空間芸術をも試みる華道です。当該展示会場は繋がった二つのスペースから成っていましたが、会場に入った瞬間、二つの空間が一体化して12点の作品全部で一つの主張をしていると感じました。写真でいえば組写真といったところでしょうか。まぁ、この辺は、見る人によって様々でありますが。

 当日は土砂降りの雨でしたが、お社中よりお誘いのお電話を頂戴しましたので、記録写真撮影を兼ねて表敬訪問して来ました。

干瓢を素材にした作品で、床を這うワラ縄はツルを表わしているようです。この作品のために干瓢を育て、ワラ縄を作ったとか。

私には、脳の血管に見えました。多くの人が珊瑚に見立てたようですが。

素材は茅だそうです。「よくまぁ折らずにここまで!」と申し上げたところ、「それが一番大変!」とのお話でした。見る角度によって、表情を劇的に変える作品でした。逆にいえば、見せ方の難しい作品かと。

生け花らしいといえば、生け花らしいのですが…作者の魂は、花器にあるようです。作者は、自ら手作りしたこの花器を活かすために、椿と麦を活けたのだとか。

会場の雰囲気はこんなでした。この左側にもう一つ続きの間になっている会場がありました。

私には、主役はストレチアと葉蘭に見えましたが、おそらく本当の主役は黒いネット状のかご(?)なのでしょうね。というよりは、主役・脇役と考えてはいけない作品なのかもしれないと思いました。

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