座間市民活動サポートセンター ざまっと東原コミュニティセンター活動報告まちづくり・コミュニティ令和2年度  第2回文化講座  郷土学習

令和2年度  第2回文化講座  郷土学習

公開日:2020年12月05日 最終更新日:2022年07月14日

タイトル 令和2年度  第2回文化講座  郷土学習

詳細

令和2年度 第2回文化講座 郷土学習
実施日:令和2年 10月31日(土)
    10:00~12:00
場 所:東原コミュニティセンター
    1階集会室
講 師:座間市文化財調査員協議会会長
    大谷 之彦 氏
参加人数:40名

 今回の郷土学習は、「子ども達の戦い」(横須賀から座間へ学童集団疎開物語)と題してお話ししていただきました。第二次世界大戦末期、米軍の本格的な本土空襲に備え政府は子ども達を守る「学童疎開促進要項」を決定しました。神奈川県では、横浜・川崎・横須賀の3市が疎開対象都市で、当時の知事の「疎開先を県内にして、物資その他の面についてできるだけのことはしよう」という英断で、県内疎開が決まりました。
 相模原町では、横須賀市4校の国民学校初等科3年生~6年生までの学童を受け入れることになりました。疎開先宿舎は主にお寺で、22カ所に分散していましたが、その中の高座郡相模原町座間の円教寺での生活について、日課・行事・食糧事情・学習内容・衛生状態などの厳しい生活の様子を、体験した学童の手記などを交えて話していただきました。特に衛生状態は悪く、石けんや消毒液もなく「疎開染め」という言葉があったほどで、これはのみ・しらみとの格闘を表していて、白い衣類が沸騰消毒で紺や黒に染まるほどだったそうです。約1年間に及ぶ集団疎開の生活は、多くの子ども達に様々な苦労を与えるものでした。

講師の大谷之彦氏

配布された資料です

資料を参考に皆さん熱心に聞いています

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