令和5年度 第1回文化講座「座間市郷土学習」第2弾
公開日:2023年06月18日 最終更新日:2023年06月18日
令和5年度 第1回文化講座
「座間市郷土学習」~歴史を調べるむずかしさ~第2弾
実施日:令和5年 5月27日(土)
10:00~12:00
場 所:東原コミュニティセンター
1階集会室
主 催:東原コミュニティセンター
管理運営委員会
講 師:座間市文化財調査員・元座間市立中学校教諭
古川 修 氏
参加人数:44名
今回も古川氏にお願いし、座間市郷土学習~歴史を調べるむずかしさ~第2弾として、東海古道・ほしのや城についてお話してもらいました。
「奈良時代の東海道駅路と鎌倉街道・ほしのや城の関係」と題して、ご自分で足を運び調査した地形・字名・切通しなどと、座間に実存した鎌倉街道との関係から立てた仮説に基づき、奈良時代に国が作った〈官道〉(都と国府などを最短で結んだ直線的な一級道)である古東海道が、座間を通過していた可能性が高いことを述べられました。資料や、現在と昔の写真・地図を対比して分かりやすく、軽快な語り口と豊富な知識で、興味深く想像しても楽しく引き込まれる内容でした。また、座間に残る各種伝説に関する話や、「諸国古城の図 星谷」を参考に、三峰神社周辺に見られる城郭遺構らしきものの地形から城があった可能性がある話、もし武田信玄が天下を取っていたら座間に幕府が来ていたかもしれない話など、夢のある内容を話されました。
大変楽しく有意義な講話で、多くの調査を行われた古川氏の熱意に敬意を表すと共に、さらなる調査で将来この仮説が証明されることを期待しています。次回を期待する声もあり、終了後に数名の方が質問されるなど、ロマンを感じさせる講座でした。
講師の古川修氏
古東海道等について説明しています。
皆さん熱心に聞いています。
三峰神社周辺に見られる城郭遺構らしきものについて話されています。