座間安全・安心推進会
                               

危険樹木の調査と対策

 倒木事故を無くし安心して生活できる座間市を

この倒木は一昨年、神井戸湧水脇の歩道に倒れた杉の木です。幸い怪我人は発生しませんでした。
 座間安全・安心推進会は「倒木事故を無くし、安心して生活できる座間市を」テーマに、危険樹木の調査と対策を実施してきました。

 約5年前、神井戸湧水脇(座間高東側〉に位置したケヤキの巨木(直径1m)が風もない穏やかな日に突然市道に倒れ、付近に駐車していた2台の車を押しつぶした。
幸い座間高校生も含めて怪我人は発生しなかった(事故日2015年9月17日)。
 折れた幹内部は酷く腐っていた。この幹の腐りが倒木原因であるが、なぜ青々とし、一見健全に見える木の内部が酷く腐っているのか、何故腐りが発生したのか、疑問が山ほど沸いてきた。

 ケヤキの倒木原因はベッコウタケと言うキノコ菌により、幹内部がボロボロに腐った為に自重に耐え切れず倒れてしまったことがわかった。
 このベッコウタケが生えるということは、人間で言えばガンの末期症状を表しており、このキノコが出たら回復は望めない。
最近では、倒木により死亡事故や物損事故などの被害が増加しており、慎重で早急なベッコウタケ対策が求められる。
 は空洞化したケヤキの幹内部にカメラを入れて下側から上へ撮影したものです。
 街路樹腐朽原因の多くは人為的な原因で、根や枝を切断したままで、治療を怠っていることが腐朽の原因です。
倒木原因は、やはり根株の腐朽によるものだった(2018年10月)。
幸いけが人はなかったが、中華料理店の屋根が損傷した。
 この写真の木は県道51号線のケヤキで、外観は青々し健全に見えるが幹内部はボロボロに腐り道路側に傾いている。
私達は調査結果を県土木事務所に連絡し、緊急伐採して頂いた。
 県道並木には、ベッコウタケに侵されたケヤキが合計7本あり、その内、緊急性の高い4本を伐採して頂き、予想されていた倒木事故を未然に防ぐことが出来た。
 県土木事務所を説得出来た事は、幹内部調査に用いた道具で、右の打ち込みマルカンをベッコウタケ中心(写真開口部)から挿入し、幹内部の空洞状態を数字で表し連絡した事が認められた結果である。これを私達が考案した「倒木危険予知システム」とした。
私達が考案した「倒木危険予知システム」とは。
樹木に「キノコ」特にベッコウタケ、コフキタケが生えている情報があった場合「測定具」を用いて測定後に幹の最少肉厚X」を割り出す。これが「倒木危険予知システム」である。
 幹の最小肉厚Xを求めることで、「倒木危険度」を想定し、伐採優先順位を決めることを目的としている。
基準Xが50以下は早期の倒木が予想される。特にX=0は早急な対応が必要となる。しかし、Xが50以上であってもベッコウタケが存在する限り「安全」の判断はできない。要経過観察樹木として注意が必要である。
このシステムを考案した理由は、日本における倒木原因の多くが「目視」による点検によるもので、幹内
  部の腐朽を見抜けず、倒木災害に至ったケースが多々あること(NNNドキュメンタリー)、簡易型の倒木危
険予知システムが日本に存在しないこと。等で、手軽に倒木危険度を確認できる手段として考案した。
※ この計算式は多くの樹木で伐採前と後で確認・検証済みです。
レジストグラフ測定方式
 心材腐朽(幹中心)の測定方法は、径1.5个離疋螢覺啼測定が一般的ですが、健全な幹に4ヶ所以上の穴を開けなければならず、その穴が腐朽原因となってしまう。又、根部は砂利・砂等があるのでドリルが折れてしまい計測できない。
私達の測定方法
 ベッコウタケによる腐朽(腐り)部から測定棒(打ち込みマルカン)を挿入し測定するので幹(健全部)に傷をつけない。
 
人間の五感だけでは樹木の異状は正確に確認できない。最近コンピュータ等を駆使し、幹内部の空洞等確認できるが、簡易的に手軽に確認する方法が無かった。
 本システムは最小厚みXを求めるものであるが右写真Bの開口部、不自然な幹の傾きが存在した場合安全係数が「0」になる為、B、Cは倒木危険度が大きいと判断できる。
杉の溝腐れ病以外、開口部はベッコウタケや、土、草に隠れ確認し難いが、我々が用いている点検具により、容易に確認できる。
尚、キャンプ座間南付近道路脇の杉2本も倒木停電の恐れがあるとして座間市で伐採して頂いた。
県道51号線(座間警察前の道)の並木には、166本のケヤキが植えられ、その内11本=7%のケヤキにベッコウタケを確認、11本中6本が伐採されることになった。特に深刻な4本は昨年11月8日に既に伐採さた。他は要観察となっている。
根や幹が腐朽している。道路側に倒木の危険があったので座間市にお願いし伐採して頂いた(2018年:合計4本)
この結果、一昨年の大型台風でも倒木災害は発生しなかった。
 倒木危険予知が如何に大事か痛感した。
 倒木災害を防ぐには、樹木の異状、及び、ベッコウタケに関する市民の皆様の情報が必要となります。  我が家族を守るためにも

  座間市は昨年ベッコウタケを取り除いたが、今年更に大きなベッコウタケの幼菌が生えてきた。
幹内部にベッコウタケ菌が存在している為、キノコを取り除いても次から次と生えてくる。又、幹は不自然に傾き、根腐れが酷く根返り倒木の恐れがあると同時に、幹下部には空洞も確認された為、座間市では治療困難として伐採予定である。
 但し、幹内部の腐朽は認められなかった。
 幹回りが3,100と太いが、挿入長さが600mmで計算すると、外周肉厚が少ない個所で38mmとなった。コフキタケが既に存在し、今後も腐朽が進む為「倒木」の恐れが高い。この木は座間市調査でも幹内部腐朽大、治療困難として伐採して頂けることになった。(枝が密集し台風等の風圧が大きい為安全率を落とし「0.2」で計算しました)
2018年の調査では座間駅周辺においてベッコウタケに侵された桜の木は1本だけでしたが、昨年、2019年6月12日の調査では2本に増えていました。
 又、小田急沿線 座間市緑ケ丘6丁目付近でも2本のベッコウタケが確認されました。
 その結果小田急秦野保線区を訪問し対処をお願い致しました。
 今後倒木危険予知調査を行い小田急管理部門と調整をはかる。
 
 過去4年間の調査結果である。
 感染数及び%は対策を取らない限り、年々増えて倒木危険度が増すことになる。
 計画的な街路樹等の更新計画対応が必要となる。(既に11本伐採済み)
写真は溝腐菌による倒木被害である。
 「サンブスギ」ってどんな杉かと言うと、通常、日本の杉は「種」から杉の苗を育てますがサンブスギ」はさし木で「ナエ」を育てる為、全く同じ性格を持つ「クローン」杉です。
 種から育てた場合、木の性質が一本々異なり、生育もバラバラですが、クローンのサンブ杉は育つ速度も同じですから均一な林になり、成長が早く色つやや木肌の色が良く、硬い為、高級木材ととして流通しています。
 一方、サンブスギはクローンの致命的な弱点、溝腐病にかかりやすく、木の幹を腐朽させることで心材強度を著しく低下させ今回の大量倒木を発生させたのです。
 スギ溝腐病は、座間市の街路樹・神社等でも多く発生している「木材腐朽菌」と同様病害です。
 ソメイヨシノは、若いうちは接ぎ木台木 の力で成長しますが、ソメイヨシノは自根を出しますので 台木は徐々に枯れていきます。枯れた台木から腐朽菌が侵入するため、ソメイヨシノにとって致命傷とな る持病で、生まれながらに短命が運命付けら れています。
 中心から外側に向かって腐朽が広がると支持力が弱くなり、外側に肥大成長します。おおよそ40年〜60年経つと、ソメイヨシノの多くが 根株内部に大きな腐朽をもった状態となり、腐朽が進行し倒木に至ります。
 このソメイヨシノが植えられていた土壌は密度の濃い腐朽菌で汚染されている為に、同じ個所に桜又はケヤキ等を植えた場合(連作)、より早期に腐朽菌に感染し、倒木の恐れが生じてくることが考えられる。
吉野山のサクラは有名です。
 吉野では、老齢木が枯死した跡にいくら土壌改良を施しても,従来の手法で健全なサクラを育てるのは極めて困難ということです。
連作障害は、枯死した根や土壌に存在する腐朽菌が原因とされますが、未だよく分かっていません。私達はそれらを解明することで樹木の安全・寿命を延ばしていければと考えています。
 桜はベッコウタケ・コフキタケ等からの感染を予防できたらまだまだ寿命を延ばせます。

 
東京大学大学院 福田 健二様の調査研究では、感染可能な胞子の飛散はなくとも 300m の範囲まで多く行われ ているとしています。
 このように、子実体(キノコ)を駆除することにより感染をある程度防止できると言うことです。

 皆様の情報をお待ちしています。

前のページへ戻る
ざま市民活動サポートセンター