3.11を想う会
                             

♪♪学習会「子どもたちの未来を守るために                〜福島から学ぶ」  開催しました♪♪              2016年6月4日(土)

<2016年6月4日(土) 13:30〜15:30
     東地区文化センターにて>
 
 

 福島から親子を招き、保養キャンプを開催している相模原市のグループ『母ちゃんず』のスタッフ、鹿目久美さんを講師に学習会を開催しました。13名の方が参加されました。

   
 鹿目さんご自身もお子さんとご実家のある相模原市に自主避難されています。自主避難を決断されてから今日に至るまでのこと、保養キャンプのこと、自主避難されている方たちが今、直面している問題など、たくさんお話していただきました。

  
  「3.11を想う会」はこれまで、ご縁のあった石巻市、東松島市で支援活動されている方達を応援してきました。福島のこともずっと気がかりでしたが、あまりにも複雑な問題で、目を向けることができませんでした。

 東日本大震災から5年がたちましたが、どんどん忘れられ、風化しています。そんな今だからこそ、「知る、学ぶ」ことが大切なのではないでしょうか? 私たち自身、これまで向き合えなかった福島のことを知りたい、学びたいと思い、鹿目さんに話していただきました。

 放射能そのものに対する考え方、どう行動するかは人によって違います。
「どれが正しく、どれが間違っているかではなく、自分がもがきながら自分の中で折り合いをつけて生きていくしかない」と鹿目さんは言われました。

 
 福島から避難した人、しなかった人。
  
 福島に戻る人、戻らない人。

 どれも否定されるものではありません。悩んで、もがいて、それでも自分なりの結論を出して必死で生きている人たち、そんな一人一人との出会いを大切にし、応援していきたいと思います。
 
 鹿目さんからお話を聞くことで、私たちも活動を続けていく際の芯のようなものが定まりました。鹿目さんには心より感謝いたします。

 
  

 
 

**  鹿目さんのお話し **


「同じような思いをしてほしくない。一個人の話として聞いてほしい」 
そのような言葉からお話は始まりました。

 鹿目さん家族は福島県の安達太良山ふもとの豊かな自然環境でスローライフを営まれていました。しかし、2011年の福島第一原発事故で一変。

 3月12日に1号機が爆発しましたが、情報として積極的に発信されていなかったようです。また、住まいが原発から離れていたせいか、周囲の人々も危機感は持たれていなかったそうです。

 鹿目さんはその頃、食料やガソリンの買い出しのために、お子さんと一緒に長時間外で並ばれました。このことが鹿目さんにとって今も大きな不安となっています。15日頃から空間線量などがテレビで報じられましたが、「大丈夫」と思わせるような表現だったそうです。

 「何かおかしい」と鹿目さんは感じ、ネットなどで調べていくうちに、この環境で子育てするのが不安となり、お子さんも笑顔が少なくなっていきました。

 夏は相模原市のご実家で過ごされましたが、お子さんが「福島にはもう怖いから帰りたくない」と。その言葉で自主避難を決断されました。
 
 避難した後も孤独感や不安にさいなまれながらも、「この子を守る」一心で歩まれてきました。「母ちゃんず」に出会い、保養キャンプを通して、福島の親子を応援されています。
** 「母ちゃんず」の
      保養キャンプ **

 子どもたちは福島では自由に外で遊べず、保養キャンプに来ても最初は「さわっていいの?」と聞いたり、汚れるとすぐ洗うそうです。キャンプで生まれて初めて土の上を歩く子も!

 遊んでいる子どもたちを見守るお母さんたちも笑顔になっていきます。福島で不安に思うお母さんたちは、その気持ちを周囲に話すこともためらわれています。キャンプから帰る時、「これで福島に戻って頑張れる!」と。

 キャンプでは「母ちゃんず」スタッフのお子さんたちもお手伝いしていて、福島のことを身近に感じながら一緒に成長し、「母ちゃんず」メンバーの子育てにも良い影響を与えています。

 チェルノブイリでは国の事業として開催しています。福島県も補助などは行っていますが、いろいろ制約があるようです。また、開催している団体数も減ってきています。

 甲状腺検査、自主避難者への支援もは行政で行われているものの、不安に思う人のケアには程遠いもののようです。

 避難指示が解除される地域もあり、なんとなく、よい方向に向かっているように思っていましたが、それは、ただ何も知らなかったにすぎません。

 
 学習会後、3.11を想う会のメンバー数名は「母ちゃんず」の夏のキャンプにボランティアで参加することにしました。少しでもお手伝いできればと思います。

母ちゃんず http://karchanz.jimdo.com/

 
** 若いお母さんとの
        やり取り **

 赤ちゃんと幼児を連れて来られたお母さんは、
「だんだん忘れてきている。普段は話題にも上がらない。食べ物は放射能検査されているものを購入している」と率直に感想を言われました。

 そして
「何をしたら力になれるのか」と。

 鹿目さんは「まずはお子さんをしっかり育ててほしい。様々な社会的な問題にぶつかると思うが、
その時は目をそ向けずに考え、自分ができることをしてほしい。」

「自分の大事なこと、守らなくてはいけないことがはっきりして、今の方が息がしやすい」とも。



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