座間安全・安心推進会
                               

くつがた公園ケヤキ幹腐朽倒木対策で伐採

 くつがた公園ケヤキにコフキタケが生えていることを確認した。このコフキタケはベッコウタケと同様に青々した生木が好物で、根や幹の傷口に胞子が付着し感染する。一度感染すると菌糸が幹の内部へ侵入し、幹内部、根等を腐朽させて行く。幹内部が広範囲に腐朽すると仲間を増やす為に幹のくぼみ部から子実体(キノコ)を成長させる。このキノコの胞子により約300mの範囲にある、桜、ケヤキ等に次から次と感染させる恐ろしいキノコです。
 この様に、子実体が生えた時点で木の病気は末期状態で、対処する治療薬も無い為に回復不能の状態となる。
 私達はこの子実体を利用して、幹内部の腐朽状態を調べる方法を考案した。
 子実体の根元は腐朽しており、ここに鉄棒を挿入、その時の挿入長さを記録、幹の外周数値を利用して幹の直径を出し、幹内部腐朽面積を計算します。


 このケヤキは胴回りが3,100と太いが、挿入長さが600mmで計算すると、外周肉厚が少ない個所で39mmとなった。コフキタケが既に存在し、今後も腐朽が進む為「倒木」の恐れが高い。。(枝が密集し台風等の風圧が大きい為安全率を落とし「0.2」で計算した)
 計算結果が50mm以下は倒木の恐れがあると規定した計算式です。

(3100÷3.14)−600÷2×0.2=38.7  50>39  NG



 
   

 くつがた公園のケヤキ
 この根元にコフキタケが生えていた。木は青々していて幹内部が大きく腐朽しているとは思えない。
 キノコ部から丸カン(鉄棒)挿入すると長さ600mmの丸カンが根元まで挿入できた。
 丸カンは、全長600mmですが、800mmの鉄棒があれば更に深く挿入できたと思われる。
 このケヤキは、座間公園緑政課で2020年2月に伐採した(写真中央)。
 ※ 写真の中央心材部縞模様が腐朽(腐り)部で褐色部も腐朽進行部です。褐色部の外、辺材の一部で危うく倒木を防いでいた。
 写真では、やはり、600mmの鉄棒では幹太さに対して短かった。
 その為、計算式の38mmより未腐朽部の最低厚さより少なく、倒木の危険性はより高かった。
 この写真は神井戸湧水脇のケヤキ倒木ですが、このような状態を防ぐにはやはり、幹内部腐朽状態、根部の異状を詳細に確認する必要がある。

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